ギター入門〜選び方と弾き方〜

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音楽の「感覚」を鍛えること

音楽を自分のものにするためには、「理屈」と「感覚」がバランスよく必要です。音楽は理屈だけでは奏でることはできません。あくまでもコードやキーといったことは音楽の在り方を整理するためのものです。ですが、感覚だけでも、音楽は成立しません。やはり私たちが教育を受ける中で培ってきた「調感」はずっと体に染み込んでいるものですし、世の中にあふれる音楽もまた、それらの法則に基本的には沿っています。
その私たちが安心して聴ける「法則」を打ち破る試みはもちろん続けられていて、現代音楽やプログレッシブロックとして今でも愛されています。ですがそれも、理屈がわかったうえでの試みなのです。
ギターはアンサンブルの中核であり、そして重度のとても高い楽器です。そのプレイスタイルは楽曲によって様々です。そのサウンドはジャンルの派生と共に、常に進化を続けています。
ギターからただ音を鳴らすだけ、ただ誰かの曲をコピーするだけであれば、馴れてくればそんなに難しいことではないのです。ですが、「音楽」として演奏するためには、()ととしてクリエイティビティが必要です。ただ音をなぞるのではなく、自分のものとして、しっかりと解釈したうえで演奏する、ということが、本当の意味での「音楽」です。
ギターはピアノやキーボードの鍵盤楽器とは違い、白鍵も黒鍵もありません。フレットとフレットのインターバルは半音であり、そのため「キーを変える」ということが容易でもあります。その自由度の反面、キーを意識しなくてもとりあえず弾けてしまう、ということになってしまいます。
音楽の感覚を鍛えるためには、いくつもの方法がありますが、ポピュラー音楽においてはTAB譜を見ないようにする、ということがひとつ有力な方法です。運指の表記は見ないで、タイムラインとコード、そしてメロディのみを譜面から得る方法です。こうすると、コードはわかってもそのフレーズは耳で聴きとるしかありませんから、「聴く力」がついてくるのです。そしてコードとメロディの関係、コードとフレーズの関係、そのキーの中の構成音のことなどが実感として理解できるようになるでしょう。
また、楽曲のコピーを一切の譜面に頼らない、という方法もあります。耳だけでコピーするのです。
このトレーニングではその曲のキーを感じとり、そのキーの中の構成音から相対的にメロディやフレーズを得ていくことになります。「キー」に対する感覚を強烈に養うことが出来るでしょう。
この「音家具的な理屈の上に成り立つ感覚」は、自身のクリエイティビティにとって欠かすことのできない宝になります。感覚として一度覚えたことは体にしみ込んでいるものです。なかなか忘れることはできません。
もし自身で「曲をつくろう」と思い立ったとき、この感覚が最大の武器になります。

 
 
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