ギター入門〜選び方と弾き方〜

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「キー」を知る

小学校や中学校で習った音楽理論を少し思い出してください。「ハ長調」や「イ単調」という言葉がなかったでしょうか。それは「調」、つまり「キー」を示す言葉です。試しに、「ドレミファソラシド」と歌ってみてください。歌い始めが完全な「ド」でなかったとしても、各音の「インターバル」はほぼ正しいのではないでしょうか。それが「調感」、つまり義務教育によって養われた「キー」の感覚です。
キーとは、「どの音からドレミファソラシド」と歌い始めるかということに近いといえます。
ピアノやキーボードの「鍵盤」を思い浮かべてみてください。よくみると、「ドレミファソラシド」の各音の間は全て同じではありません。ミとファの間、そしてシとドの間が「半音」になっています。このインターバルの法則が、12音階で「キー」を構成することに「多様性」を生む結果となったのです。もしひとつのキーを構成する音階のインターバルが全て同じであったら、どのキーでも使う音が同じ、ということになってしまっていたでしょう。このFとBの位置に相当する部分のインターバルが、世界の音楽に多様性をもたらした根幹であるともいえるのです。
さて、一般的な「ドレミファソラシド」はいわゆる「長調」です。これを英語で置き換えると、「メジャーキー」ということになります。この音階は誰もが教育を受ける中で学んでいて、感覚的に知っています。「ドレミファソラシ・・・・」と口ずさんでみてください。最後に「ド」と言いたくなるはずです。キーの始まりの音はトニックと呼ばれます。そのキーの中での旋律では、トニックに帰結したくなる。これはあらゆるキーでも同じです。「D」から始まるメジャーキーは、「D」に帰結したく感じます。これがある意味「調感」というもので、我々が学校の音楽教育を受けてきた中で養われたものです。この「キー」から外れた旋律を、ひとは「音痴」と表現したりします。ドからドまでの音階は12種類ありますが、ひとつのキーの中では基本的に7音しか使用しません。ですから、そのキーの中で使用されるコードは、この7音で構成されているのが基本です。ポピュラー音楽では、複雑に感じる曲でもこの基本原理が根底にあります。もちろん、アクセントとしてそのキー以外の音階を使用する場合もありますが、その音は「アボイドノート」と表現されます。例えば、美空ひばりの「川の流れのように」の中では、特に印象的なアボイドノートがそのメロディーに込められていますので、気になった方は調べてみてもいいでしょう。
さて、これまで「メジャーキー」に主体を置いてハナシを進めてきましたが、メジャーキーには「裏」があります。それが「マイナーキー」です。これは「ドレミファソラシド」を「ラ」から並べ直したものです。「ラシドレミファソラ」となります。これを音として再現してみると、なんとなく物悲しい音階になります。「ドレミ・・・」が表なら、「ラシド・・・」は裏です。これはミとシの部分のインターバルの位置が二つ目と三つ目、五つ目と六つ目の位置に移動したことにより、ひとに与える印象が変わったのです。
マイナーキーはロックミュージックなどで多用されるキーです。
こちらの感覚はあまり義務教育では学んできませんでしたが、ポピュラー音楽をやるうえでは欠かせない要素です。「ラ」で帰結するキー。そして構成するコードはCメジャーと同じです。ただ、トニックが違うのです。それぞれの長調にはこのように「裏」となるマイナーキーがあります。

 
 
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