ギター入門〜選び方と弾き方〜

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楽器はリズムが命!

「音楽」を構成する要素を分解していきましょう。シンプルなバンド構成のアンサンブルを例にとって、分解していきます。まずはリズムの要として「ドラム」がいます。一般的なドラムセットでは、低音のアクセントを司るバスドラム、リズムを刻むハイハットやライドシンバル。そしてバスドラムと表裏をなすスネアドラムが主にリズムの流れを作りだしています。そしてその上に低音を司るベースがいます。シンプルな曲だと、コード進行のルートを辿っていたりします。その曲を引き締める重要な要素です。そしてその上に中音から高音を和音で司るギターやキーボードがいます。その曲に様々な色をつける要素として、アンサンブルの要として和音楽器は欠かせません。そしてその中で縦横無尽にメロディラインを駆け抜けるヴォーカルがいます。
さらに分解してみます。ポピュラー音楽では4分の4拍子か4分の3拍子が多いものです。その中でリズムを細かくしていき、各音がバランスよく配置されている形になっています。最も多いのは「一兆節」を16に区切った長さの16部音符を基本的な最小の単位としている場合が多いです。そのタイムラインの中で、各音が混ざりあい、ひとつのアンサンブルを形成しています。
こう考えると、リズム楽器であるドラムだけがリズムに忠実であればいいというわけではなさそうです。ポピュラー音楽においては、この「リズム」がその人の楽器の巧さを反映する重要な要素といえるのです。
ポピュラー音楽を学ぶ若い学生は、多分にもれずこの「リズム」を鍛えます。超絶技巧のギターソロよりも、粒の揃った演奏が重要だからです。しかし、ギターやヴォーカルなどを専攻する学生の中には、「ノリでいいじゃないか」とリズムの訓練を投げだすものもいます。そのような学生は決まって何も上達しません。
楽器のテクニックを円熟させる中で、確かに「ノリ」という概念は大切ですが、それが本当に実感できるのはパーフェクトなリズムが刻める人間だけです。「音楽は自由」という言葉をよく耳にしますが、それは間違っていません。ですが、「誰かに聴かせたい」ということであれば、このリズムは最低限の「マナー」であるといえます。リズムをないがしろにするプレーヤーは、素人以下です。
敢えて厳しく表現するのは、これを理解できているアマチュアプレーヤーがあまりにも少ないからです。リズムよりもサウンド、テクニック・・・・と派手な方向に流れていくと、結局は独りよがりのみっともない演奏になるだけだからです。楽器の練習の際に「クリック」を聴くということは基本中の基本です。そして、馴れてくればそのクリックを「ウラ拍」で捉えたりして、リズム感覚を熟成させていきます。
全ての楽器はリズムが命です。これを忘れた瞬間に、アンサンブルは死にます。
リズムとは、それほど重要なものであるのです。

 
 
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